60代おひとりさま、つれづれなるままに

日の当たる場所


数日前に桜の開花宣言があった。公園の、早咲きの桜は満開だ。
他はまだつぼみなのに。



道を挟んで、ホテルの解体工事が始まっている。



一度経営が変わり、別のホテルになった。
古いので建て替えるのか、オフィスビルでも建つのか。
ホテルはどこも大変そうで、市内の老舗ホテルが閉店したというニュースを聞いた。


ただ、不思議に思うのは1階のレストラン。白いパネルで覆われているところだ。
ホテルとは別経営のようで、コロナと関係なくこの17年間に何度変わったことか。


マンション探しにきたとき、昼食を取った。
味は今一つだったが、スタッフの感じがよく、近くにこんな店があるのが嬉しかった。


やがて、ガラス張りで外にウッドデッキがあるお洒落なレストランになった。
3月は花を、初夏は青葉を見ながら食事ができる。
しかしそれも長続きせず、バイキングの店になったり、貸し切りでパーティを行うだけの店になったり、和食の店もあったな・・・
結局1度も行かないままだった。


そういうところがたまにある。立地が悪いわけでもないのに続かないところ。
店の体力の問題でなく、何か別の要因が働いているのではないだろうか。


早咲きの桜、種類も日当たりも他と同じはずだが、何か条件が違うのかもしれない。


もう、散り始めている。


咲いている花はもちろんだが、風に花びらが舞う花吹雪も好きだし、散り敷いた花びらも好きだ。花筵と言うのだったか。水に浮かぶのは花筏。
いい言葉だな。


吉野川の花筏 浮かれてこがれ候よの 浮かれてこがれ候よの (閑吟集)