60代おひとりさま、つれづれなるままに

散り椿


水に浮かんでいるのは公園の椿の花だ。


ある企画に応募して、オアシスに挿した花束をもらった。
残ったガラスの水盤。同じようにオアシスを使って飾れば、大量の花が要る。
夏に、ベランダの朝顔を摘んで水に浮かべてみた。貧弱ですぐしぼんだ。


昨日、公園の向こうの道を歩いていて、散り椿に気づいた。


『散り椿』―葉室麟の小説の題名だが、私は映画を見た。
岡田准一主演で、内容もさることながら映像がとても美しかった。
あの映画を見なければ、落ちている椿の花に目を留めなかったろう。
拾って浮かべてみた。うん、きれいだ!


傘立ては、同じマンションの人からもらった壺。
水漏れしないから、花器にもできるが、大きすぎる。
1人暮らしには、これぐらいの傘立てが丁度いい。
本来と違う使い道を、いろいろ考えるのが楽しい。


そして

ベランダのガジュマルの鉢に、桜の花びらが・・・
風の強い日飛んでくることはあるが、まだ散り始めたばかり。
たった1枚の花びらが、とてもいとおしい。