60代おひとりさま、つれづれなるままに

闇ガーデン


得体のしれない庭ではありません。
秘密の花園でもありません。
マンションの入り口に作ったささやかな花壇のことです。


昨年7月、

うちから移植したミニバラ、枝を切って花瓶に挿していたら根が出たガジュマル。
それらに交じって、名前のわからないグリーンが顔を覗かせている。


1年前まで、ここは雑草すら生えない殺伐とした場所だった。
マンションの集まりで、花を植えましょうと何度か提案したが、皆あまり関心を持ってくれない。管理員さんも消極的だ。


コロナで在宅ワークになったのと、何度目かの理事長の番が回ってきたのを機に、私は動いた。耕して瓦礫を取り除き、肥料を入れた。


種や苗を買って植えるのでなく、我が家のベランダで枯れかけていた植物、タンポポの綿毛、散歩途中に拾った種など、適当に投げ込んでいく。元理事長さんも協力してくれた。


何が出てくるかわからない・・・だから闇鍋に因んで「闇ガーデン」という愛称がついた。


最盛期の9月初め。

ちょっとしたイングリッシュガーデンの風情ではないか、というと自画自賛かな?
水やりや、花殻摘みは私の仕事。茂りすぎると適度にハサミも入れる。



もともと消防設備や排水溝の蓋に囲まれた条件の良くないスペースだ、
その上、昨秋地下のガス漏れがあり、仮のガス管まで通っている。
今はお世辞にもきれいとは言えない。


来月ガス工事があり、管が撤去される。
こぼれ種が芽吹いてくれるだろうか。
季節が進めば、また散歩中に拾ったものを投げ込んでいこう!