久しぶりの大学図書館

60代おひとりさま、つれづれなるままに


リモート授業に切り替わった5月半ばから、勤務先の大学に行っていない。
緊急事態宣言で公立図書館が閉まる中、大学図書館は開いている。
家にいるとつい寝転んでしまい、それが背中の痛みの悪化につながるので、良い環境を強制的に作る必要がある。

久しぶり!
ガラス張りの入り口扉に、緑が映りこんできれいだ。


今、夏休み、そしてコロナせいもあるが、日ごろから図書館の利用が多くない。
定期試験の前には、勉強する学生が増えるが。

ほぼ貸し切り状態の閲覧室。
夏休みの間に、古典や歴史、日本語関係の本を幅広く読みたいと思っている。


図書館内での食事は禁止なので、昼食は学食へ。

休み中、1か所だけ11時から2時半まで開いている。
ただし、節約のためお弁当持参だ。
結構、学生の姿がある。
仕切り版は設置されているが、隣りどうしのお喋りが聞こえる。


卒論や、実験のため研究室に来ている学生がいるのだろう。
非常勤の私には、わからないけれど。



図書館4階のリフレッシュルームからの風景。
携帯電話を使ったり、飲み物を飲むことが唯一許されている狭いスペースだ。
山が見え、見晴らしがいい。
非常勤控え室は1階だし、講義する教室の窓はこちらに向いてない。
開放的な眺めが嬉しい。


私物の洋泉社の歴史新書『猫の日本史』。図書館で、2日がかりでほぼ読み終えた。
平安時代から江戸末期まで、記録類と文学作品に登場する猫を丁寧に追いかけた、読み応えのある1冊。


あとの2冊は借りてきた。
大塚ひかりさんの古典エッセイは、資料の使い方が恣意的で問題があるものの、気楽に読めて面白い。今日、家で読んでいる。
語釈がユニークな「新明解国語辞典」についての『新解さんの謎』。
一度読んだはずだが、中をパラパラ見ても思い出せないので借りてきた。


交通費がかかるが、なるべく平日は図書館を活用し、読書したい。