60代おひとりさま、つれづれなるままに

元気の出る宅配便


体力、気力の衰えを感じる昨今、研究を続けていくか迷っている。
専門書を処分し、ケア付きのシニアマンションに引っ越すことも考えた。


その矢先、瀬戸内寂聴さんの訃報に接した。
「ペンを持ったまま死ねたら幸せ」と最後まで言っていたとか。


寂聴さんを引き合いに出すのもおこがましいが、私も数年前は「死ぬまで研究を続けたい」と思っていたのではなかったか?
寂聴さんより30歳以上若い自分がこんなことでどうする!


東京の神保町にある八木書店。
上京すれば必ず訪ねるし、古書目録も定期的に送ってくれる。
ずっと手に入れたかったが、高くて手が出なかった専門書が1万5千円で出ている。
大学図書館にもない幻の本だ。
えい!と気合を入れて注文した。
2日で届いた。

梁塵秘抄は後白河院の手になる平安時代末期の歌謡集だ。
私は卒業論文のときから関わっている。
著者は在野の研究者で、昭和34年に出したこの本で現在も歌謡研究の分野に名前を残す。

古書とはいえ、書き込みも汚れもない。
60年以上前購入され、おそらくほとんど使われないまま持ち主の手を離れ、古書店に引き取られたのだろう。


どの程度利用するかわからないが、気持ちが弾む。
専門書を買うと力が湧くものだ。
初心に帰って頑張ろうという気持ちになった。


そして今日、もう一つ配達が・・・

10日以上前にアマゾンで注文したじょうろ。


じょうろ運が悪いというのも変だが、私はまともなじょうろをもったことがない。
プラスチックは嫌、フォルムがきれいなのがいいが実用性も大事、高すぎるのは困る・・・なんて、条件をクリアするものはないよね?
結局雑貨店で1,000円くらいの金属製を買い、小さすぎて用をなさなかったり、すぐ水漏れしたり・・・
これは2,100円ほど。
プラスチックだけど、北欧製?のかわいいデザインだ。
小ぶりで、4ℓ入るとは思えない。


またパンジーやビオラの寄せ植えをしようかな?(^^♪



午前中、ずっとパソコンに向かって課題の採点をしていた。
180人分、土曜から始めて今日の昼過ぎに終わった。


真冬のような日が数日続いたが、今日は小春日和だ。
散歩していたら、あれ?

いつかの不思議な実がなくなって、花のようなものが付いている(*_*)
実の後に花?
春に逆戻り?



だけど、夕暮れ近い公園はすっかり秋!