60代おひとりさま、つれづれなるままに

アジア美術館へ


福岡アジア美術館、通称アジ美。
夜7時まで開いている都市型の美術館だ。
近現代のアジアの美術に限ってコレクションしているというのは、世界的にも珍しいらしい。

以前はミュージアムショップが目的で、よく行っていた。
インドネシアの楽器ガムランを初め、家具や工芸品、織物など素敵な品がたくさんあった。もちろん見るだけで買えないけれど。


仏教にも大きな影響を与えているヒンドゥー教に触れたくて久しぶりに足を運んだ。
古代オリエント博物館などから展示品が来ているらしい。
観覧料200円。それも65歳以上の市民は無料(^_-)



紀元前2,700年~1,900年という石のビーズ。パキスタン出土。
このままネックレスとして使えそう。


やはり紀元前の土偶。
手前右は日本の縄文時代の土偶にそっくりだ。


9~10世紀のヒンドゥー教の神像。

もう仏教と融合しているのだろうか?阿修羅像のようなたたずまい。



17、8世紀のインド更紗。目が覚めるような鮮やかなゴールド、そして細かい。



後半は「ひとびとの物語」と題した、美術館のコレクションの展示があった。


20世紀前半のインドの画家の絵、「母と子」。マリアとキリストの聖母子像になぞらえているらしい。


夫を叩く妻の絵もある(^^;


この絵の前でデジャヴ現象を味わった。
ゴーギャンの絵に似ていない?
タヒチの女性?

ラ・ジャ・ラヴィ・ヴィルマー(1848年~1906年)というインドの画家の作品のようだ。
生きた時代は重なるが、影響関係はない?
同じ作者の絵がいくつもあったが、ゴーギャンを連想させるのはこれだけだ。


すっかり南へ旅した気分になったが、この美術館、博多駅から地下鉄で2駅のビルの7階にある。

帰りは歩いて帰った。天気がいい。
使ったお金は行きの地下鉄代だけ。


春が近い(^^)